東京に戻る新幹線の中で書いてます。
というわけで昨日の続き。
前章で前支店長への感謝を述べたが、課長のIさんにもかなり感謝している。
福岡にご栄転された後も、2日に1回ぐらいはしょーもない電話をしている。
「お前のブログみたけどよお」から電話が始まる。20歳歳上の副支店長なのだが、いい意味で威厳を感じさせない人である。
2021年6月頃、2本目の物件の売渡を貰った時に、何点か懸念事項があったので課長のIさんに電話した。すると明るい声で「そんなもん買ってから考えりゃいいんだよ」とのこと。
当時は、これからこの人に相談するのはやめようと思ったが、核心をついていると思う。境界•重大な契約条件等、絶対守らなくてはならない事はある。ただ、それ以外の細かいことを買う前にどれだけ精査しても無駄。3年後の事をいくら議論したところで正しい答えなんか出るはずもない。そんなこんなでIさんの買ってから考えればいいという考えは、言わずもがな俺に多大な影響を与えた。
2年目は、Oさんの粗相を俺がウキウキで支店長に見せて大激怒された以外は、割と順調に過ごしていた。決済してから着工までの業務はわからない事だらけだったが、社内社外色んな人に教えて頂き、何とかこなしていく事ができた。
そんな中、俺を悩ませたのは一年後輩の彼だった。本当に大変だった。彼が異動になった際、当時の人事部長から支店長と俺に直接謝罪に来られるほど問題児であった。
俺は彼のOJTを担当した。
普段はとてもいい後輩である。かわいげもあるし彼が異動になった後も時々電話をしていた。
ただ、当時は、会社にこない。電話に出ない。本当にどうしようもなかった。冗談でなく、週4回は寝坊してくる子だった。
俺「今週何回寝坊してん?」
彼「2回です!」
俺「2回!偉いやん!」
本当にこんな感じだった。
Yahooニュースの最近の新入社員はなっとらんみたいな記事を読み、始業ギリギリに会社に来るとか電話対応が悪いとかそんな事が書いてあった。
でもニュースに書かれてる新入社員達は、会社に来るし電話にも出るやん。それだけですごいやろ。本物は会社にもこんし、電話にもでーへんぞと本気で思っていた。
ただ彼には才能があった。
支店長の虫の居所が悪い時に彼が寝坊した。虫の居所が悪かったので、課長のIさんと僕が怒られた。
支店長「ちゃんと指導しろ」
Iさんと俺「申し訳ございません」
俺「彼からメッセージがきました。Suicaが壊れたから遅れるって言ってます」
支店長「おもろいやんけ!許す!」
みたいな事が多々あった。
彼にはめちゃくちゃ可愛げがあったのだ。
そんなこんなで彼には悩まされたが、学ぶところもあった。
俺にとって初めての後輩でもあるので、これからもどうか元気で過ごし続けてほしい。
長くなりそうなので今日はこの辺で。