社会人生活編の続き。
東京から横浜に異動になってからについて、詳しく書いていきたいと思う。
真相は不明だが、社長が横浜強化を元支店長に命じ、若手を連れて行けとのことで、俺とSさんが指名される事になった。
初めの感想として、期待されてるし頑張ろうと思う反面、元支店長と元所長Tさんは馬が合わないので、正直やりにくそうだなと思った。
俺はある程度横浜の不動産市況を分析していて、俺の今の実力だと、横浜に特化したところで、頑張っても年一本買えるかどうか。
それなら横浜やってるアピールをしながら、得意な千葉・埼玉でやればいいやと思っていた。
初めは千葉・埼玉をやっている事について色んな人に文句言われたが、そんなもんどこで買おうが利益1億は1億やろと俺の中で確固たるものがあったので、あまり気にしていなかった。
海で繋がってるから行徳も横浜ですとか訳の分からんことを言い続けていたら次第に何も言われなくなった。
異動する前は全然案件が上がらなかったのだが、異動してからは調子も良く、毎月一本以上社内会議にあげていた。
思えばこの頃は忙しかったが、それはそれで楽しかった。
この時期を振り返ると、改めて俺は仕事が好きだということを再認識できる。
そんな中、俺の上司になったSさんと出会えた事は大きかった。
Sさんはアホみたいに細かく、正直性格は俺とは全く合わない。
俺は大枠があってればええやんという大雑把な関西人気質。
Sさんは細かいところまで把握していなければ駄目な神経質タイプ。
性格上交わらない2人だが、なぜか可愛がってくれた。
お互い曲がった事が大嫌いなところに気が合ったのか。
Sさんはタイムマネジメントとずっと言っており、この人の前世は目覚まし時計だと思っている。
タイムマネジメントという割に、酒を飲んだら長く、誘われた時にキッチンタイマーを99:99にセットして、これが鳴ったら帰っていいですかと言ったらそこから誘ってもらえなくなった。
あと、引き受け書類の細かいところを指摘され、怒られた後に姑か!ってつっこんだらファイルでどつかれた事もあった。
このエピソードだけみるとただ怠い上司なのだが、この人はウチの会社に珍しい下に教えようという気概がある人だった。
収益不動産の知識でこの人の右に出る人はいないと思う。
俺もよく教えてもらった。
また、分からんところは時間とって教えてくれるし、本当に下を見捨てない。
あと今の上司のKさんもそうなのだが、イジっても許してくれる器がデカい人である。
俺もこの人たちのように器がデカい人間になりたいとずっと思っている。
この続きの第五章は割とシビアなので、ある程度時間が経過してから書こうと思う。
次の週末に番外編であるOさん編の続きを書こうかな。