やってもうたらええねん。

1996年生まれ できるだけ悪口は書かない

社会人生活第三章2022.4〜2022.10

社会人生活シリーズの続き。

この時期は、トップクラスに辛い時期だった。

しんどさの最大瞬間風速は、間違いなく二度目の大学受験なのだが、辛さを平均化するとこの時期が1番しんどかったと思う。

3年目に入り、新入社員が入社してきた。東京には2名入るとのこと。

支店長の呼ばれ、新入社員2人のどっちかのOJTになるよう指示を受けた。

履歴書みたいなやつを見せられどっちか選べとのこと。ポケモンの始まりみたいやなと思った。

今でも仲良くさせてもらってるI君とS君で、彼らも2年目、もうすぐ3年目になるが、2人ともとても優秀だ。

人格面・能力面は高いし、事務処理が早い。俺と違い、2人ともとても器用である。

俺は不動産関係の仕事についていなければ、多分成績を残せる人間ではなかったと思うが、2人とも別の業界で仕事をしていても評価されていると思う。

前章で紹介した彼をOJTとして見ていたため、電話に出てくれただけでめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えている。

この時期はスランプというか中々案件が上がらなかった。

まあ、ここまで順風満帆に来ていたので、この辺で壁にあたるやろうと想定内だったのだが、きつかったのは、俺の担当していた2物件に割と大きめの問題が発生したことであった。

1つは書類が揃っていなく外部に売れない。もう1つは問題を解決していかないと着工できないというものであった。

今となっては、10通りぐらいの解決法が思い浮かぶ。そこまで大した問題ではない。

しかし当時は経験も知識もないので、悩みがつかなかった。この問題以外にも仕事はいっぱいある。

そんなしんどい中の2022年9月中旬、俺はキャパオーバーになってしまった。何から手をつけていいのかがわからない。人間キャパオーバーを起こすと頭が真っ白になり、手が動かなくなるみたいだ。

こんな事は人生で初めてだった。同じ時期、電車に乗っていると背中が急に動かなくなった。

目をかけて頂き、よくお世話になってる別部署のIさんに別室に呼ばれ、メンタル面を心配してもらった。Iさんはメンタル面の知識が豊富で、Iさんから見て当時の俺は様子がおかしかったとのこと。

ストレスチェックのタイミングだったので、受けてみたら、産業医との面談を勧めるとの事だった。

当時の俺はめちゃくちゃ悩んだ。Iさんにもよく相談したし、OさんやMさんにもよく話を聞いてもらった。

仕事大好き人間の俺が、休職する事も視野に入れた。

ただ、ストレスの原因はハッキリとしていた。論理的に説明できるぐらい。

Oさんに原因がわかってるなら上に言うてみたら解決するんじゃないと神田のバーで言われた。

その通りだと思った俺は、支店長にショートメッセージで話があると送ろうとした。アポ無しで支店長に話をするとなるとビビってしまい、いつになるかわからないので、アポを取ろうとショートメッセージを送ったらすぐ電話がかかってきた。

電話の内容は俺の想像と異なるものだった。

支店長「どうしたんだ?」

俺「最近悩みがありまして」

支店長「こっちも色々あって、横浜強化するよう上から指示があった。お前を連れて横浜に行く。これで悩みなんかなくなったやろ?」

よく意味がわからなかったのだが、俺は横浜へ異動するらしい。

翌日朝早く会社に行き、支店長と少し話した。

まあお前はできるんやからそんなしょーもないことで悩むな。上からもお前は期待されてるんやから安心して仕事しろ。みたいな内容だった。

不思議なもので、ここからの1ヶ月で問題は解決していった。隣地のおばあちゃんの家に何度も足を運び大変だったが。

この時の経験から、解決したい問題があるなら、多少リスクを冒してでも、自分からアクションを起こした方が良い。

待っていても事態は好転しないという事を学んだ。

周りのご協力もありながら、自分で行動を起こせてよかったと心から思う。

 

あとメンタル面の話。

今までの俺は、これまでの人生でそれなりにしんどい経験も重ねており、周りからもメンタル強いねと言われる事が多かったため、心の病気なんか所詮甘えやろと思っていた。

だが、実際こういう状況を経験すると、心の病気は誰にでも当てはまる可能性がある事を身をもって実感した。

もし悩んでいる人がいれば、決して無理はせず、休めるなら休んでほしい。

意外と周りは心配して、優しくしてくれるものである。