やってもうたらええねん。

1996年生まれ できるだけ悪口は書かない

バイトの話

最近は変わり映えのない日々を送っており、特に書くこともないので、大学の時に経験したアルバイトの話をしようと思う。

割とバイトの癖が強く、誰もが一度は通るであろうレジの打ち方がわからずに社会人になってしまった。

 

大学受験が終わり入学まで1ヶ月程時間があったので、大手引越し業者で短期バイトをした。

アルバイトデビューである。

新築のフローリングにキズをつけて謝り倒した事を鮮明に覚えている。

当時はガリガリだった事もあり、学生の短期バイトの中でも、客観的に見て出来ない方だなと思った。

俺って要領悪いんやなって率直に思った。

結構落ち込んだ。

 

しんどいから違うところでバイトしようと思い、浪人中、たまに行ってた伊川谷のバッティングセンターでバイトしようと思い、アポ無しで店長のおじいちゃんに雇ってくれと交渉しに行った。

今思えば、中々すごい事である。

熱意に押されたおじいちゃんが俺を雇ってくれた。

ここでも中々仕事が覚えられなかったのを思い出す。

ほぼ全員のアルバイトが俺の一歳年上で、結構可愛がって貰った。

このバイトはめちゃくちゃ楽だった。

バッティングセンターのメダルは自販機だったので、ボールが溜まったら流しに行くだけ。

暇な時はバッティングしたり、ストラックアウトをしたり、テスト勉強したりしてた。

今話題になってる女子プロ野球選手も一時期このバッティングセンターでバイトしていたのだが、消費税の概念が理解できずにすぐ辞めてしまった。めちゃくちゃ性格がいい子だった。

 

そんな楽なバイトも休業中に鍵を持ってる俺が、夜中勝手に地元の友達と侵入し、遊んでいたのがバレてクビになった。

久しぶりにめちゃくちゃ怒られた。

丁度一人暮らししたいと思ってたのもあり、いいタイミングだったのだが。

 

そこで、学部で1番仲がよかった友達が京都の老舗ホテルのジムでアルバイトしており、誘ってくれたので、年明けからそこでバイトを始めた。

このバイトは結局3年ほど続くことになる。

富裕層向けの会員制フィットネスだったのだが、まだ世間知らずの俺は、髭を伸ばしパーマで行っていた。

このバイトも楽だった。

会員のおじいちゃんとストレッチして、テレビで野球中継観ながら締め作業するだけ。

一応高級ホテルなので、締め作業では、乳液などをボトルいっぱいにしないといけないのだが、乳液のボトルを振ると一見いっぱいに見えるので、乳液なんか振ったらええねんと一度も乳液を足さなかった。

アホである。

当時から俺は昔気質だったらしく、特定の会員さんには可愛がって貰った。

君は上司に嵌ったらいい社会人になるよと色んな人に言われた。

大概当たっている。

ここでは、筋トレに目覚めたりと割といい経験になったしここのバイトのエピソードは結構就活で受けた。

ただ、就活が忙しくなったタイミングでこのバイトも辞めた。

 

就活終了後は、また違う引越し業者でアルバイトした。

中々の環境だった。

その頃にはそれなりに筋肉もついており、体力にも自信があったのだが、ここはフィジカルモンスター達の集まりだった。

忘れられないのは、9月最終日に行った枚方の5階エレベーター無し団地。

めちゃくちゃ暑い中、水分を取る時間がなく、終わってから事務所に戻ると腹筋がバキバキに割れていた。

その日高校生のバイトの子がやらかし、トラックの裏でどつかれていたのも強烈な思い出である。

歳近い人も多く、なんだかんだ優遇されていたので、バイト自体は結構楽しかった。

月一回ある支店の腕相撲大会で組み合わせに恵まれベスト4に残ったのだが、準決勝で瞬殺された。

俺を瞬殺した人が、決勝で違う人に瞬殺され、優勝商品レッドブル5本を持って帰ったのもいい思い出である。

 

あとは、サークル野球大会の審判のバイトをしにわざわざ白浜に行ったり、派遣で鉄骨を運んだりしてた。

ガテン系の人とは馬が合うので、一時期ゼネコンに入って現場監督やりたいなと思ってたのだが、理系の学部じゃないと難しいらしく諦めた。

なんだかんだバイトの経験も今の役にたっていると思う。